キム兄@不動産✖️ポイ活✖️米国株

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日本の転勤制度って変じゃないですか?

こんにちは。

 

今日は、日本の転勤制度について考えてみたいと思います。

 

結論から言うと『転勤は日本の社会主義が都合が良いように用いている最低な制度』です。

 

日本は社会主義じゃないよ、と聞こえてきそうですが、後ほどこう書いた理由は説明します。

 

今現在、銀行などでは一般職の人気が非常に高く、転勤を嫌う方が多くなってきました。

 

それは、出世より安定をとる若者が増えていることを表しています。

 

そこで銀行では一般職が人気になり過ぎたため、一般職を募集せず、総合職のみ(転勤あり)の採用にしたところもあるほどです。

 

今の時代、転勤制度自体が不合理であるとの見方が多くなっています。

 

転勤の会社側が考えるメリットは、様々な経験を積むことで仕事を覚えられることや、会社内での人脈が広がること、異動を促すことで業種によっては癒着を防ぐことなどです。

 

しかし、本当に上記のメリットはあるのでしょうか?ただの建前にしか感じられないのは私だけでしょうか?

 

日本の転勤制度は少し特殊であると言われています。

 

日本の会社は一人の社員に様々な経験をさせたがります。これは終身雇用が前提であり、退職金をしっかり払える会社であれば考え方として筋がとおりました。

 

また日本では労働者を会社側が辞めさせにくいので、雇用の流動性が低いことが問題点でもあるとは思います。

 

しかし今、グローバル化も進み、終身雇用も守られず、退職金や手取り収入は30年前から2割以上減っています。

 

このような状況化で会社内の全員を転勤させるメリットはあるのでしょうか?

 

ある調査では、転勤ありでも良い人は1割に過ぎないとでています。この1割の人に転勤は任せ、出世の道を譲ることに問題はあるのでしょうか?

 

仕事の考え方について海外と日本で違いがあります。海外がスペシャリストを作りたがるのに対し、日本はゼネラリストを作りたがる傾向にあります。

 

スペシャリストになれば、同じ業種であれば、キャリアアップして、転職することも可能ですが、ゼネラリストは器用貧乏のようなもので、様々なことを経験できますが転職に有利とは言えません。全てが中途半端になるからです。

 

日本もスペシャリストを育成する動きになれば転勤が嫌であれば、転職して同じ場所に留まることができますが、ゼネラリストを作ることを中心に考える日本企業はそれすら許しません。

 

はじめから転勤をしたくない人にはスペシャリストになってもらうようにし、給料は転勤ありの方と分けて低賃金にするなどにした方が効率的なように思います。

 

突然ですが皆さん、江戸時代の徳川家がなぜあれだけ長期に栄えることができたかご存知でしょうか?

 

それは、全国の国民をほどよく疲れさせ、コントロールする制度を作っていたからと言われています。

 

人事は監視配置といって、古株は江戸に近いところに置き、新参者の家来は優秀でも危険と判断されれば、遠くに置いたとされています。その上で江戸に子供などを人質に住まわせたと言われています。

 

また参勤交代制度で、毎年遠くから江戸まで来てもらうことで疲弊させたり、江戸城が壊れた時の修理をさせたりとお金をもつと力をつけてしまうからとの理由で金を強制的に使わせたと言います。

 

その上で5人組制度などで謀反を起こすような奴は密告しあうなど、元祖ブラック企業のような形をとっていたと言われています。

 

日本の労働者は、基本的に優秀であろうとなかろうと若いうちはほとんど給料が変わりませんし、少し優秀であっても会社に歯向かえば、遠くに飛ばされます。

 

また、家を買ってローンを組んだり、子供ができたりした時に会社はその社員が退職できない状況だろうとふんで、人のやりたがらない仕事や勤務地に異動や転勤をさせるのです。

 

その上で、飲み会やゴルフなど会社の付き合いを定期的に実施して疲弊させ、ちょっと独立でも考えようものなら、5人組制度のように密告させ合ったりします。

 

つまり、日本の企業は優秀な人であっても評価をせず、かといって独立は許さず、お金をそこそこ持たせ飼い殺しにして、会社の利益が最大になるような人事しかしないということです。

 

つまり、会社にとって社員など、株価をあげる(企業価値をあげる)道具に過ぎないとも言えます。

 

これが、最初に書いた日本式社会主義的システムです。

(この考え方をすれば労働者などに優秀な人はそもそもおらず、資本を持っている人が絶対的に強いとも考えられ、経営者からすれば資本主義ではあるとも言えます。)

 

私の持論ですが、日本ほど人権(労働者)が低く見られる国は先進国では無いのではと思います。それは、資源が乏しい日本では人間が資源化しており、人間を長時間働かせて国を動かしているからでしょう。

 

憲法で基本人権に触れていますが、先進国の中でデモやストライキがほぼないことからも日本は労働者に厳しい国と言えそうです。

 

それぞれが独立した人間であり、働き方や考え方は違います。ダイバーシティ(多様性)を認め合うことが叫ばれていますが、働き方を個人が実現できる日本に早く変わってほしいと思いますし、独立や労働者として働いていても自由な生き方をこれからブログで紹介したいと思います。