(火災保険編)バリューアップ、修繕費用を抑える方法
こんにちは。
今回はバリューアップというより、修繕費用を抑える方法をお伝えします。
新築でアパートやマンションを購入されれば修繕費用は最初の10年はほとんどかからないと思います。
しかし、外壁塗装・屋上防水は10年から15年年に1回は実施しないといけないですし、内装も入退去がある事にかかります。
外壁塗装・屋上防水は物件規模にもよりますが、数百万円単位でかかることがほとんどであり、1億を超える物件では500万以上と考えておいて良いと思います。
内装はどこまで拘るかによりますが、1K20平米前後であれば、30万前後でしょう。なかにはこだわって50万ほどかかる方もいますが。
ここで実は火災保険が使える場合があります。外壁塗装・屋上防水であれば水が漏れてきたや窓ガラスが風で割れた、エアコンの室外機が風で壊れた、鍵が壊れたなどは火災保険の対象になります。
修理見積もりを取り、実際の写真を撮って、保険会社に申請すれば、1-2週間で保険がおります。火災保険の良いところは、何度使っても車の保険のように料金が上がることがないことです。
ただ、保険がおりた場合には、実際に修理するかどうかは確認されませんが、修繕義務はあります。また所得として計算されるため、確定申告には入らなければなりません。
また部屋の原状回復については、賃借人の方に火災保険に付帯している「借家人賠償責任補償保険」があるものに加入して頂ければ、『経年劣化』や『通常使用による損耗』以外は治せる可能性が高いです。
地震保険も心強い味方です。
地震保険は保険金額、火災保険金額の30~50%範囲で設定をします。(但し建物は5,000万円限度)
地震保険は実際の損害の額や修理費用を受け取れるわけではありません。損害の程度により受け取れる保険金額が変わってきます。
下記のように4段階基準となっています。
・全損のとき・・・・地震保険金額の100%
・大半損のとき・・・地震保険金額の60%
・小半損のとき・・・地震保険金額の30%
・一部損のとき・・・地震保険金額の5%
なお、地震保険は保険料控除の対象となるので、経費として扱うことができます。
例えば一棟マンションの場合、物件価格1億で、保険金額が5000万です。一部倒壊の5%でも250万円です。
そして、地震保険の凄いところは、火災保険とは違い修繕義務がないことです。お見舞い金であり、更に非課税です。
これは活用しない手はありません。この内容については今後詳細を書いていこうと思います。
もしも気になる方は是非コメントを!